逆襲への大号令だ。阪神岡田彰布監督(66)は甲子園でのナインの“変身”を信じる。30日の巨人戦(甲子園)は台風10号の影響で中止。29日ぶりの聖地で全体練習を行った。残り24試合のうち15試合が甲子園ゲーム。指揮官は「絶対プラスになる」と断言した。31日には前川右京外野手(21)のスタメン復帰が濃厚。ここから中継ぎは連投制限を解除する。首位巨人を5ゲーム差で追い、4位DeNAには1・5ゲーム差に迫られる厳しい状況を、投打フル回転で打破する。
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甲子園には晴れ間も見えた。長期ロードを終え、1日巨人戦以来29日ぶりの帰還。岡田監督は芝生の上で「普通の8月やんか」と苦笑いした。試合ができそうなほどの気候だったが、各地で猛威を振るう台風10号には逆らえない。チームでは23年5月以来となる2日連続の試合中止。リフレッシュには十分な時間だ。前日のうちに無事に横浜から帰阪していたナインは充実の汗を流した。
残り24試合のうち15試合を甲子園で戦える。本拠地に帰ればチームの空気も「そら変わるやろ」と指揮官は断言する。
「こっからまた仕切り直して、地元のな。そら絶対プラスになるよ。そら、どこのチームもみんな有利やんか。そら全然ちゃう」
首位巨人と5ゲーム差、2位広島とは4・5ゲーム差。4位DeNAが1・5ゲーム差に迫る。リーグ連覇へ、Bクラス転落もちらつく厳しい状況に違いない。それでもここから試合の半数以上を占める甲子園では今季28勝17敗2分け、勝率6割2分2厘。絶対的なホームのアドバンテージを生かして打破したい。
逆襲へ、強力な「掃除役」が帰って来る。24日の広島戦で右すねの外側付近に死球を受けた前川について「もう大丈夫みたいや」とGOサイン。「今日は使おうと思っていたから」と舞台裏を明かした。3試合連続でベンチ外も、右腕戸郷がスライド登板する31日のスタメン復帰が濃厚。甲子園巨人戦で今季打率4割2分9厘の若武者は「結果を残せるようにやるだけです」と誓った。得点圏打率リーグ上位3傑の大山、森下、佐藤輝の後ろに座れば、打線に厚みが出る。
さらに指揮官はブルペンの連投制限解除も示唆した。ここまでは桐敷と石井の3日連続の3連投が最長。桐敷は試合のない日を挟んでの4連投があったが、4日連続での登板はない。中でも勝ちパターンを担う桐敷、石井の両腕は「(登板間隔を)空けたらあかん」。投打フル回転で反攻に出る覚悟だ。
8月ラストゲームの巨人戦。9月の猛スパートへ、助走をつける。【中野椋】



