久慈次郎氏野球殿堂入り65周年記念「北海道ベースボールウイーク2024」が30日、エスコンフィールドで開幕した。第1日は日本ハム2軍が北海道社会人・大学選抜と対戦。下手投げの鈴木健矢投手(26)が、5回4安打無失点と好投。6月6日の広島戦以降、2軍暮らしが続く北のサブマリンが、リーグ終盤での1軍昇格へアピールした。

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もう1度1軍に浮上し、チームに貢献する。鈴木は初回2死一塁から相手4番を空振り三振。4回には無死一、二塁のピンチを招くも、のらりくらりと後続を断った。「毎イニング出塁を許してしまったことが課題です。それでも要所を締めて、ゼロで帰って来られたことは良かったです」と、冷静に振り返った。

今季は開幕1軍に食い込み、5月3日オリックス戦で初勝利を挙げた。「自分の持ち味」という脱力投球はこの日も同じ。5月23日以来のエスコンフィールドのマウンドで、走者を背負っても崩れることはなかった。1軍再昇格を見据え「どんな役割でも求められたところで投げられるように、準備するだけ」と前を向いた。

独特の軌道を描く下手投げ。2位と好調なチームにとって、リーグ終盤、大きな武器になる可能性は高い。昨季は夏場に体重が減り失速も、今夏は7月7日の2軍戦で7回5安打1失点と、夏場でも長いイニングをしっかり投げきれる力を、アピール。間食でプロテインやバナナを食べるなど空腹にならないよう心がけ「食べられているしトレーニングもしっかりできている」と胸板が厚くなり、体重も81キロを維持してきた。

昨季までは直球とスライダーが主体だったが、今季は「カーブでもカウントを取れるように」と球種を増やし、配球の幅が広がった。先発、ワンポイント、ロングリリーフと器用にこなす万能型。進化したサブマリンが、勝負どころで浮上し、首位追走への波を起こす。【永野高輔】

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