中日高橋宏斗投手(22)がチームの鬼門、甲子園初白星を誓った。チームは今季甲子園で8戦未勝利の7敗1分け。3日からの阪神3連戦初戦を託された右腕は腕ぶした。

「(阪神の)チャンテ? オイオイオイ、ってやつ。それができないように、(得点圏に)走者を出さないように。走者を出しても、阪神だと球場全体から1・5倍増しくらいの攻撃をしてくる。冷静に闘いたい」

自身もプロでは2戦未勝利。今季初の甲子園のマウンドで2戦目小笠原、3戦目大野が控えるドラフト1位の先輩に白星でつなぐ意気込みだ。

開幕こそ出遅れたが、17試合にと登板して11勝2敗、防御率0・98。3日に1回1/3を投げれば再び規定投球回に到達する。防御率0点台でフィニッシュすれば1970年(昭45)の阪神村山実以来の2リーグ分立後2人目。また同史上初の被本塁打0も継続中だ。勝利数でも1位巨人菅野を2差で追い、13勝以上で権利を得る最高勝率も射程圏。奪三振も115で、1位の巨人戸郷に17個差で食い下がっている。

「勝つだけだと思う。(チームに)勝ちをつける投球をする。カード頭で、責任、重圧はあると思う。そこをクリアしていければ自然と結果はついてくる」

防御率、勝利、勝率、奪三振の投手4冠を獲得すれば、オリックス山本由伸が21年から3年連続で達成して以来。セ・リーグでは99年上原浩治以来4人目で、中日では54年杉下茂以来の快挙になる。「ドラゴンズのファンの方たちも(甲子園で)すごく声を出してくれている。その方たちに自分の投球が届くように、相手の応援はあまり気にせずに頑張りたい」。竜党の声援をバックにまずは鬼門を封じ、球史に残る偉業を目指す。【伊東大介】

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