日本製紙石巻(宮城)がルーキー今野瑞暉内野手(22=青森大)の先制打がチームに勢いをもたらし、トヨタ自動車東日本(岩手)を7-0で下した。9日の決勝で勝利したチームが日本選手権(京セラドーム大阪)出場を決める。

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先制点にこだわるチームのルーキーが決めた! 「何とかして試合に出たかった」。今年の都市対抗野球で、チームとしては4年ぶりに出場し、11年ぶり勝利を挙げた。その瞬間をルーキーイヤーにして立ち合いながらも、ベンチ外から見守った日本製紙石巻・今野。今大会ではスタメン入りを果たした。

今野は2回2死一、二塁から、左翼線に先制の2点適時二塁打を放ち、ベース上でベンチに向け両手でピースサインを決めた。「チーム全体で先制点にこだわっていたので先制点を取れて良かった。(先発出場は)プレッシャーを感じるべきなんですけど全く感じていない、楽しくやれている」と話した。

今野がのびのびとプレーできる理由の1つとして「恵まれたチームで野球をさせていただいているというのが大きい、大学とは違い年の離れたベテラン選手もいるが、やりやすい雰囲気作りをしてくれている。おかげで苦しいことなくやれている」と環境に感謝した。

今野のピースサインに、ベンチ内の選手も全力で応え、喜びを表現した。全国の舞台まであと1勝。前回はベンチ外から見た舞台で、躍動する姿が見られるだろうか。【高橋香奈】