楽天の守護神・則本昂大投手(33)が、レジェンドに並ぶ快記録を達成した。

2点リードの9回2死一、三塁、日本ハム水谷を7球目のフォークで空振り三振に斬ると、本塁を背にしてほえた。抑え転向1年目で30セーブに到達。「30セーブできたことは良かったと思いますけど、失敗が2つあるし、そっちの方が納得いかないじゃないけど、反省すべき点があるので」と気を引き締めた。

昨季までに先発で112勝を挙げたが、松井裕樹のパドレス移籍に伴い抑えとして白羽の矢が立った。先発で通算100勝以上した後にシーズン30セーブを記録するのは、83年の江夏豊、07年の上原浩治に続く3人目の快挙。「いやいや足元にも及ばない」と謙遜しつつ「すごい方たちと同じところに名前が挙がるのはすごい光栄だなと思います」と力を込めた。

シーズン開幕前には、17年WBCで選手と投手コーチの間柄だった権藤博氏(85)からクローザーの心構えを学んだ。「カッコ悪くても抑えれば、抑えはそれが正解だから」との金言。「その言葉は常に頭には入れて、勝ちの展開で最後の27個目のアウトを取ればいいんだって気持ちでやってます」。失点してもいい。最終的に1点でもリードを守ることに集中する。

意識する数字は、松井が抑え1年目でマークした33セーブだ。「そこは行きたいなって思いは開幕前からもあったので。まあでも、次の31を、まずは目標としてやりたいなと思います」。これからも勝利の雄たけびを上げ続ける。【山田愛斗】

▼則本がリーグ最多の30セーブ目。楽天でシーズン30セーブ以上は6度記録した松井裕に次いで球団2人目だ。則本は抑え1年目で、先発としては通算112勝。先発で通算100勝以上した後に、シーズン30セーブしたのは、83年江夏(日本ハム)07年上原(巨人)に次ぎ17年ぶり3人目。ちなみに両方を記録したのは他に涌井(中日)がいるが、涌井は西武時代の12年に30セーブしたが、この時は先発で79勝。再び先発に戻り、15年に先発通算100勝に到達した。

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