ソフトバンクの59年ぶり「里帰りV」はなるか。ホークス球団が大阪市内で行われる試合でリーグ優勝を決めれば、1965年(昭40)以来だ。
同球団は昭和時代に、南海ホークスとして大阪・なんばの大阪球場を本拠地としていた。大阪時代に12度のリーグ優勝を果たし、一時は長嶋茂雄も入団を決意する強豪だった。
88年オフに球団はダイエーへと売却され、福岡へ移転。05年からは現在のソフトバンクが保有している。
大阪での最後のリーグ優勝決定は、65年9月26日の対東映(現日本ハム)ダブルヘッダー第2試合。1点を先制された1回裏の攻撃で、ホークスはケント・ハドリの二塁打などで3点をあげ軽々と逆転。5回にも追加点を挙げ、4-2で優勝が決まった。鶴岡一人監督は「食堂で乾杯や!」と全選手を集め、ビール掛けを楽しんだ。
同年の南海では、野村克也が戦後初の3冠王を達成しMVPを受賞する活躍を見せた。エースのジョー・スタンカも14勝と、投打がかみ合っての優勝だった。
南海はこの後66、73年とパ・リーグを制したが、大阪球場での優勝決定はなかった。また、福岡移転後も大阪でのVはならなかった。
京セラドーム大阪のソフトバンク戦には、南海時代からの熱心なホークスファンも多く詰めかける。59年ぶりの雄姿を、オールドファンに披露できるか。
【記録室=高野勲】(22年3月のテレビ東京系「なんでもクイズスタジアム プロ野球王決定戦」準優勝)



