国内FA権の行使を決めた阪神原口文仁内野手(32)が12日、甲子園で報道陣に対応した。
黒のトレーニングウエアに身を包み、穏やかな表情を浮かべながら丁寧に話した。現在の心境については「まだ感情としては、はっきりしたものはない。ちょっと自分でも表現するのが難しい心境」と言葉を選んだ。やや目を充血させていたが寝不足は否定し「練習を続けているので、そのせいかと」と話した。
「やっぱりもっとゲームに出たい、スタメンから勝負したいという気持ちが強かった。球団からは残ってほしいとも言っていただきました」と改めて決断に至った理由を明かした。
球団関係者やファンには何度も感謝の言葉を並べた。改めて、ファンへの思いを聞かれると「まだ何も決まったわけではないので、皆さんにというのは難しいけど、決まったときにはまた皆さんに言葉を届けたい」とした。
原口は15年目の今季、主に代打の切り札として勝負強い打撃を発揮。初めて国内FA資格を取得した。移籍先球団への補償が発生しないCランク選手とみられている。
申請書類は球団に提出済み。14日にコミッショナーからFA宣言選手として公示され、15日から全球団との交渉が解禁される。
◆原口文仁(はらぐち・ふみひと)1992年(平4)3月3日生まれ、埼玉県出身。帝京から09年ドラフト6位で阪神入り。13年に育成契約となり、16年4月に支配下復帰。同年はオールスターにも選ばれ、107試合に出場し11本塁打という活躍を見せた。19年には2度目の球宴出場。18年の代打での23安打は、08年桧山と並び球団最多。182センチ、95キロ。右投げ右打ち。



