乗るぞスーパーカー! 阪神桐敷拓馬投手(25)は入団前から温めていた珍目標に照準を定めた。

4日は兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、5500万円アップの年俸8800万円でサインした。今季は70試合登板で最優秀中継ぎのタイトルを獲得。来季の活躍次第では1年後に1億円を突破する可能性も十分あり、スーパーカー購入にも色気たっぷりだ。来季もフル回転の活躍を続けて、プロ野球ドリームを実現させる。

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「8、8です」

2年連続の大幅昇給に、桐敷の顔がほころんだ。

「50試合登板と、シーズンを通して1軍の戦力になるという目標を2つとも達成できたので良かったと思います」

昨オフは2200万円アップの3300万円。今オフは約2・7倍の8800万円まで昇給した。来季もフル回転の活躍ができれば、1億円の大台突破も見えてくる。そうなると、入団仮契約時に掲げた目標の1つ「スーパーカー購入」も現実味を帯びてくる。

「(来季の)1つの目標にしようかな。来年頑張って買えればなと思います」 もともと車好きの左腕はモータースポーツ観戦が趣味。フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ…。報道陣からスマホでスーパーカーの画像を見せられると「かっこいいですよね。全部好きなので(どれにするか)考えておきます」。たまらないご褒美を脳裏に思い描き、思わずニンマリだ。

目標達成のためにもレベルアップを目指す。今オフは2年連続で守護神岩崎が主催する合同自主トレに参加予定。「見て学びたい」と気合十分だ。

後輩左腕はプロ3年目の今季、初めて中継ぎとしてシーズンを完走。目標としていた50試合登板を大幅に超える70試合登板を果たした。中継ぎで60試合登板を5度達成している先輩左腕からはリリーバーの心構えを吸収するつもりだ。

「どんな状況、場面でも普段と変わらない準備の仕方、マウンドへの行き方、周りに緊張を見せないところが、自分とは違うところかなと思います」。尊敬する左腕のもとで鉄腕ロードのイロハを学ぶ。

来季も登板数にこだわるつもりで「50試合は来季も目標の1つですけど、1試合ずつ重ねた結果、トータル50試合投げている。終わってみての結果かなと思います」と力を込めた。来季もスーパーカーのような「スピード火消し」を重ね、藤川阪神をV奪回に導く。【山崎健太】

◆球界のスーパーカードライバー 西武時代の清原和博はフェラーリ・テスタロッサをこよなく愛した。不振に陥った93年前半戦中に売却し、出直しを図ったこともあった。阪神時代の新庄剛志は95年オフの契約更改にランボルギーニ・チータで登場。日本ハム移籍後は名車360モデナなど赤のフェラーリを乗りこなした。現役終盤に中日へ復帰した山崎武司の愛車はランボルギーニの最高級車「アヴェンタドール」。購入時の推定年俸2700万円をはるかに超える約4200万円の買い物だった。

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