広島山足達也内野手(31)が、現役ドラフトで加入後初めて7番三塁で先発出場し、同点打を放った。

新本拠地で初のお立ち台にも立ち「最高です!」と感激。3年ぶりの打点でチームを連勝に導き、カープファンに「広島の山足」をアピールした。

23年7月4日から連続出場の小園がスタメン落ち。「グラウンドで弱い姿が見受けられた」(新井監督)のが理由で、結果的として欠場になった。代わって三塁で先発した山足が大仕事だ。オリックスから移籍後、ここまで6打席で3度犠打を決めてきた。だがこの日、1点を追った4回1死一、三塁で打力を期待され、同点打で応えた。「チャンスだったので、最低限、同点になるような打席を心がけていました。めちゃくちゃうれしかったです」と繰り返した。

複数の守備位置をこなせる対応力がある。「難しい場面で1球で決めてくれる」(藤井ヘッド)と首脳陣が舌を巻くバント職人の技術。その積み重ねで立ち位置をつかんできた。根底にあるのはひたむきさ。「部屋に帰って電気をつけて、1人を実感する瞬間が寂しい」と離れて暮らす家族を思いながら、全力を尽くす。広島初打点の記念球という家族と共有する宝物もできた。お立ち台の締めで「これからもバント頑張ります」と声を張った。【堀まどか】

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