首位ソフトバンクが2位日本ハムにまさか、まさかの逆転負けを喫した。
先発のリバン・モイネロ投手(29)が3点リードを守れず6回途中7失点でKO。新庄ハムお得意の1発攻勢に沈み、1試合3被弾、7失点はともに来日ワーストとなった。優勝マジック「15」は変わらずM点灯後初の足踏み。日本ハムとのゲーム差は「3」に縮まった。
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信じがたい光景だった。試合前までモイネロの防御率は1・08。日本ハム戦に限定しても7試合先発して4勝0敗、防御率0・87だった。しかしそんな好データは無情にも覆ってしまう。敵地エスコンフィールドが魔境と化した。
2回に3点先制。援護をもらったモイネロだが、3回に3連打と犠飛で2失点。同点こそ許さなかったが、ここから日本ハムお得意の1発攻勢に沈んだ。
3-2の4回、山県に同点ソロを献上。5回は1軍昇格即スタメンだった今川に勝ち越しソロ、6回は山県にこの日2発目となる2ランを浴びた。すべてストレートをはじき返されてスタンドイン。モイネロは「状態は普通でした。でも(日本ハムとの)対戦も多かったので、そういう意味で相手の準備もよかったと思います」と振り返り、今季8度目で日本ハム打線に捕まった。6回途中8安打7失点で3敗目。1試合3被弾、7失点はともに来日ワーストを更新してしまった。
試合後、小久保裕紀監督(53)は「打った方がすごくない?」と素直に脱帽した。2打席連発の山県は早大出身のドラフト5位ルーキーで、東京6大学リーグでの通算本塁打は「0」だった。難攻不落のモイネロが“伏兵”にやられてKO降板。指揮官は「こんな日もありますよ。今日まで防御率1・0点台でしょ」とこれまで先発陣を引っ張ってきた左腕をかばった。
2位との直接対決で優勝マジック「15」を減らすことができなかった。5日に「M18」が点灯して以来、足踏みをするのは初めて。日本ハムとのゲーム差は「3」に縮まった。残り18試合でM15、3差。次戦に向けて切り替えるしかない。
日本ハムとは12勝11敗となり、年間カード勝ち越しはお預けとなった。指揮官は「最後までもつれる」とシーズン最終盤でのV決着を覚悟している。モイネロで落とした事実は痛いが、ソフトバンクは前に進むしかない。【只松憲】



