首位ソフトバンクが3連敗を喫し、最短13日にも優勝マジック消滅の危機に立たされた。先発の大関友久投手(27)が今季自己最短の2回5安打4失点(自責2)で今季5敗目。得点も犠飛による1点、さらに守備の乱れも失点に直結するなど攻守に精彩を欠いた。2位日本ハムが勝利して優勝マジック15は変わらず。2ゲーム差に詰められた。12日の移動日を挟み、次カードの敵地オリックス3連戦で立て直しを図る。

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ソフトバンクの強力先発陣が2試合連続でKOされた。9日の敵地日本ハム戦では左腕エースのモイネロが6回途中7失点。連敗ストップを託された「先発3本柱」の大関だったが、2回4失点で5敗目を喫した。最下位に沈むロッテに1-9で完敗。小久保裕紀監督(53)は「ワンサイドでしたね」と淡々と語った。

1回1死で西川に先制&決勝ソロを献上。2回は先頭茶谷のゴロを処理した遊撃手の野村が一塁へ悪送球し、無死二塁から山本、高部の適時打と西川の二ゴロ間に3点を失った。大関は「1球目から仕留めにきた打線に対して力強さというか、そういうところが結果的に足りない登板になってしまった」と反省した。

3失点の引き金になった野村のエラーに対して、小久保監督は「雨が降ってボールが滑るということは誰もが分かっていること。その中でどうやってアウトにするか。ボールが滑りました、では終わらせられない。いい経験にして生かして欲しい」と次戦以降の奮起を促した。大関をキャリア最短タイの2回で降板させたのも「残り試合を考えても、あの展開でずるずる投げさせるならスパッと切って残りに調整させた方がいいので」と説明した。

それでも痛い敗戦だった。この日は日本ハムがオリックスに勝利し、一時4ゲーム差が2差まで縮まった。優勝マジック15は2試合連続で足踏み。最短13日にもマジックが消滅する可能性もある。シーズンは残り17試合。一騎打ちの競争は最終コーナーの勝負になりそうだ。

救いは敗れた9日の日本ハム戦とこの日のロッテ戦は1試合だけのカード。負の流れを断ち切るべく次カードへ進める。指揮官は「そう。コーチ陣とも話した。この後も試合があったらズルズルいきそうだけど、試合がないのをプラスにとらえて」と前を向いた。12日は大阪移動日で、13日からは敵地オリックス3連戦。変則日程を味方に切り替える。【只松憲】

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