日本ハム伊藤大海投手(28)が痛みに耐えて力投したが、白星はつかめなかった。同点で迎えた4回、先頭黒川の打球がワンバウンドで左足つま先を直撃。ヒヤリとしたが数分の治療後、再びマウンドに戻った。4球の投球練習を終えると、加藤投手コーチに“いける”とばかりに深くうなずいて続投。1死一塁から宗山、浅村に連打を浴び勝ち越されたが、2死二塁のピンチも、フルカウントから小郷をスプリットで空振り三振に切って取り、1失点でしのいだ。
前回登板の首位ソフトバンクとの直接対決は、モイネロに投げ勝ち14勝目を挙げ、自己最多15勝まで1勝に迫った。優勝を目指して負けられない戦いが続くが「最終盤にこういう緊張感で野球できることがすごくうれしい」。ヒリヒリ感をエネルギーに変えて臨んだ1戦だった。
勝てば、球団では66年尾崎以来59年ぶりのビジター12勝目となる大事な戦いだったが、1点ビハインドの7回を投げ終わり降板。「先発投手として最低限の役割は果たせたと思います。先頭打者にフォアボールを与えてしまい、その後失点したことが悔やまれます。無駄なランナーを出してしまいました」と反省。その上で8回にレイエスの32号ソロで追い付いたため黒星は免れ「同点に追いついてくれたモーレ(レイエス)ありがとう」と感謝した。
だが、チームは延長11回サヨナラ負け。首位ソフトバンクに3・5ゲーム差と離された状態で、18日に試練の直接対決に臨むことになった。【永野高輔】



