中日中田翔内野手(36)の引退セレモニーで日本ハムの栗山英樹CBO(64)、稲葉篤紀2軍監督(53)がサプライズで駆けつけた。
栗山CBOは直前にVTR出演し、メッセージも送った。
「翔、今日は現役最後の選手としての姿、どうしても見に行きたかったのですが申し訳ないです」と語っていたが実際にグラウンドに登場。花束を手渡した。
VTRでは「10年間、僕が監督をやった時から最初に指名して、チームを離れるまで一緒にやってきました。正直に言います。一番手がかかったし、一番気になったし。そんな選手です。思い出って数限りなくありますが、入団して4番打ち始めて打てなくて苦しんでいる時に、僕をファームに行かせてくださいって言いに来たことがあった。約20分くらいですかね、オレは認めないって言ったまま、翔がじっと涙を流している姿を見ていて、本当に苦しんでいるなって思ったんですけど。やっぱり真のスーパースターは、本当に力のある人は、自分で超えていかなければいけないと思っていたので、あえて何の言葉もかけなかったです。そういう良かった時、悪かった時、見てきましたけど、正直言って引退ということで電話がかかってきた時に、『俺は認めない』と言いました。初めて引退する選手にお疲れさまでしたではなくて、『俺は認めない』と言いました。もっともっと能力あったし、もっともっとすごい成績を残せる選手だったはずで、いまだにこっちも半分悪いし、翔も半分悪いって思ってます。その思いは心の中にあると思うので、これから違う形でぜひ生かしてほしいし、自分のことを信じて前に歩み続けてほしいと思います。納得はしてないですけど、18年間お疲れさまでした」
引退セレモニーには、日本ハム時代の先輩、パドレスのダルビッシュ有投手、巨人坂本勇人内野手、丸佳浩外野手、岡本和真内野らもVTRで登場した。
「4番一塁」で先発した中田は現役最後の打席は3球三振だった。1回2死一塁、日本ハム時代から使っている登場曲、ビーグルクルーの「My HERO」で入ると、ヤクルト吉村はオール真っすぐ勝負。見逃し、空振りから、147キロ真ん中直球を空振り。右膝を着くほどの豪快なスイングで三振した。2回表の守備に就いたが、1死一塁となったところでボスラーと交代。試合中に涙はなく笑顔でベンチに戻ると大きな拍手に包まれた。



