首位ソフトバンクは連勝が5で止まり、昨季から続いていたオリックス戦の本拠地連勝も13で止まった。2位日本ハムが勝ったため、優勝マジックは7のまま。3・5ゲーム差に縮まり、最短優勝は24日楽天戦からの敵地5連戦に伸びた。

3-3の9回に守護神杉山が2失点。今季4敗目を喫したが、小久保裕紀監督(53)は「もちろん明日も行きますよ」と責めることはなかった。直前の8回の攻撃では無死満塁の絶好機をつくったが無得点。「8回のところで点が入らないと、野球はこうなりますよね」。試合の流れが分かれた場面に渋い表情だった。

それでも大きな光明があった。3番DHで出場した近藤健介外野手(32)の今季2度目の2本塁打を決めた。まずは1点を追う5回、オリックス先発九里から8月29日ロッテ戦以来となる一時同点の9号同点ソロを右翼へ。「しっかりと打つべきボールを絞って、完璧なバッティングができました」。2点を追う9回は才木から再び右翼へ10号ソロ。3年連続の2桁本塁打に乗せて1点差に迫り、負けても強しを印象づけた。

近藤は14日のオリックス戦で腰の張りを訴えて途中交代。2試合欠場し、18日の日本ハム戦でスタメン復帰したが、5打数無安打4三振に倒れていた。小久保監督は「体が万全じゃないので、どこまで出し続けていいのか。本人と話しながらになります」と悩み深いが、主軸の復調は大きなプラス材料だろう。初回の先制打と合わせて4安打3打点の大奮闘。背番号3も「出ているので、結果だけにこだわる」と主軸の責任感を口にした。

オリックス戦の今季連勝も8で止まって、日本ハムに1歩詰め寄られたが、残り11試合で3・5ゲーム差で優位は動かない。小久保監督は「まあ、8回ですよ。切り替えて明日です」と前を向いた。ゴールテープを切りにいく9連戦は黒星発進となったが、きょう21日は自力で優勝マジックを減らしにいく。【只松憲】

▽ソフトバンク杉山(同点の9回に2失点して4敗目)「自分で招いたピンチなので、何とか自分で片づけたかったんですけど…。1つのアウトを取ることを急いでしまいました」

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