首位ソフトバンクがオリックス相手に痛恨の4連敗を喫した。2試合連続の0-1負け。今季12度目の0敗で、18イニング連続無得点となった。それでも2位日本ハムも敗れ、優勝マジックは1つ減って5。敗れてもまた1歩前進し、最短優勝があさって26日に近づいてきた。9連戦は苦しいスタートを強いられたが、小久保裕紀監督(53)は「場所も変われば空気も変わる」と切り替えを強調。仙台からの敵地5連戦で2年連続の歓喜へ突き進む。

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小久保監督は多くを語らなかった。取材の途中、自ら「言いたいことはいっぱいあるんですけど」と切り出し「4連戦が終わって明日(24日)からは仙台。場所も変われば空気も変わる」と切り替えを強調した。指揮官の帰路につく歩みは軽快で、表情も柔らかかった。残り8試合。敗戦を引きずっている場合ではないということだ。

9月23日は、昨季4年ぶりのリーグ優勝を果たした記念日だったが、まさかの本拠地4連敗を喫した。今カード前までのオリックス戦は15勝3敗2分けと圧倒。しかも、みずほペイペイドームでは昨年から1分けをはさんで13連勝中だったが、オール1点差で競り負けた。打線がブレーキで、2戦連続0-1負けで18イニング連続無得点。この日は松本晴から始まるブルペンデーで1失点に抑えたが、最後までホームが遠かった。小久保監督は「ビハインドでピッチャーがすごかったですね。(伊藤)優輔も久々の1軍で、尾形も(木村)光も」とたたえつつ「中継ぎデーだったけどいかんせん、点が入らないとね」と淡々と振り返った。

指揮官も懸命に打開をはかった。谷川原をプロ10年目で初めて1番で起用。初回先頭で左翼越え二塁打を放ったが、後続が凡退した。柳田が遊ゴロ、1死三塁では柳町、近藤が連続三振。2回は先頭栗原が三塁打で山川が四球出塁。だが無死一、三塁まで攻めても、スコアボードに0以外が刻まれることはなかった。

不幸中の幸いは、2位日本ハムも“お付き合い”するかのように連敗したこと。2・5ゲーム差を維持し、優勝マジックは1つ減って5になった。4連敗でもまた1歩前進したが、手放しでは喜べない。最短優勝は26日の敵地楽天戦まで迫っている。ただ、打線の奮起がなければ可能性も低くなる。24日は仙台への移動ゲーム。今季の楽天戦はパで唯一勝ち越していない11勝11敗で、楽天モバイルパークでは3勝5敗と負けが先行している。負の連鎖をしっかり断ち切り、再び連覇へのスパートをかけたい。【只松憲】

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