阪神大山悠輔内野手(30)が、難敵からの1発で通算150本塁打に王手をかけた。
「CSで当たる可能性もある。そういう意味では良かったのかなと思います」。1点を追う6回先頭、DeNA先発ケイにフルカウントと追い込まれてから3球ファウルで粘った。そして9球目、内に入ってきたカットボールを完璧に捉え、左翼スタンドへ悠々と運んだ。
3試合ぶりにかけたアーチは今季12号の同点ソロとなった。プロ野球史上182人目の大台にあと1と迫る通算149号。そして、CSに向けても大きな意味のある1本だ。
ケイとは今季8度目の顔合わせ。試合前時点でチームは対戦防御率0・57と抑え込まれてきた。特に右打者は苦戦が続き、ここまで放った安打は7月26日の甲子園での大山の中前打のみだった。
「1年間やられてきて、スコアラーさんをはじめ、チームでどういう対策をするのか1年間話し合って。それでもなかなかうまくいかなくて。最後の最後に相手に、ちょっと変えてきているなというイメージをつけられたと思います」
この日は右打者の坂本も5回に二塁打をマーク。やられてばかりではいられない。チーム一丸で研究を続けた先に突破口が見えてきた。
「どうなるか分からないけど、しっかり準備しつつやりたい。いつも言うように、残り試合少ないですけど、しっかり準備して、またやりたいです」。頼れる5番がいれば、怖くない。【磯綾乃】



