阪神佐藤輝明内野手(26)が、ラスト1試合で兵庫カルテットのタイトルラッシュをアシストする。2日ヤクルト戦(甲子園)は、ドラフト同期で淡路島出身の村上が先発予定。「もちろん、勝たせてあげられるように。いつも通り頑張ります」。最高勝率のタイトルをほぼ確実にする右腕には、最多勝、最多奪三振と3冠の可能性がある。西宮市出身の主砲が豪快な1発で強力援護を目指す。
自身は39本塁打、99打点で86年バース以来の2冠が決定的。神戸出身の才木も最優秀防御率がほぼ確実で、淡路島出身の近本は盗塁王に加え最多安打のチャンスがある。「お互い頑張っているのは分かっているので、できることをやって助け合いながら頑張っていきたい」。優勝に大きく貢献した兵庫4人衆のタイトルジャックで、シーズン有終を飾る意気込みだ。
自身にも大きな金字塔がかかっている。「40本塁打100打点」を達成すれば、球団生え抜きでは1949年(昭24)藤村富美男、85年掛布雅之以来、3人目の快挙となる。ミスタータイガースの2人しかなし得ていない偉業にダブル王手状態で、数字がクローズアップされる毎日。「あんまり言わないで下さい。いつも通りできたらいいかなと思っています」。甲子園で全体練習に参加したこの日は、少しおどけてみせた。
燃える要素もある。原口がこの日、現役引退会見を行った。野球に対する真摯(しんし)な姿勢は目に焼き付いている。「寂しいですよ。お手本というか、中心になってやっていただいた選手なので。めちゃくちゃ練習するし、準備とかそういう部分では本当に一番の選手。お互い、いいプレーをできれば最高なんじゃないですか」。2人で打って、勝って、尊敬する大先輩を送り出したい。
相手先発は、前回9月22日の初対戦(神宮)で39号を見舞った元同僚の青柳。重圧を振り払い、背番号8が球団史に名前を刻むフィナーレを飾る。【林英樹】



