神奈川大学リーグ1部に所属する横浜商大の井樋(いび)秀則監督(63)が今秋限りで勇退することが7日、分かった。「次の世代へバトンをつなぎたい」と後進に監督を譲る。後任には野本健二コーチ(36)が昇格し、自身は総監督に就任する予定。

興国(大阪)から横浜商大に進学し、4年間硬式野球部でプレー。卒業後もコーチとして部に残り、前監督で恩師の佐々木正雄氏(現・神奈川大学野球連盟理事長)を支えた。佐々木前監督と共に指導した阪神の岩貞祐太投手や山崎憲晴・二軍内野守備走塁コーチらがプロ入りを果たしたほか、毎年多くの選手を社会人野球に送り出した。

佐々木前監督の勇退後の19年からは監督に就き、「社会人に出たときに必要とされる人材となれる選手を」「常に学生たちの手本となる」をモットーに置いてきた。

22年秋~24年秋に5季連続でリーグ2位、関東地区大学野球選手権には3年連続(22~24年)出場に導いた。今秋のドラフト候補で主将宮崎海外野手(4年=愛工大名電)を中心として臨んだ春は5位、巻き返しを期して挑んだ今季は3勝7敗の勝ち点1で現在5位。既に優勝のチャンスはついえたが、花道を飾るべく11日から関東学院大とのリーグ最終戦(関東学院大学ギオンパーク)に挑む。