先発転向が決まった広島栗林良吏投手(29)が、新境地へ意欲を示した。

シーズン終盤に一度、意見交換した新井監督からシーズン終了後にあらためて話し合いの場を設けて配置転換が決まった。「自分としては期待に応えたい気持ちが一番なので、言われたところで頑張りたい。“頑張ります”と言いました」。通算134セーブをマークした右腕が、来季は先発として勝負する。

今季まで入団5年、登板271試合はすべて中継ぎだった。トヨタ自動車時代に先発経験があるとはいえ「正直、自分の気持ちとしては不安の方が多い」と吐露する。プロでは先発初挑戦も、実績からいえば、ローテーションの谷間を埋めるような立場を求められているわけではない。それが不安につながっている。「練習して、その不安を自信に変えられるようにやらなきゃなと思っています。逆に言えば、今までと違ったモチベーションでシーズンオフを迎えているので、例年よりも追い込める」。すでに大野練習場を拠点に練習を再開。先発としての新たな覚悟を胸に調整を続けていく。【前原淳】

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