日本ハム新庄剛志監督(53)が就任以降、最も強化してきた2000年度生まれの“ミレニアム世代”が躍動した。
田宮裕涼捕手(25)が同い年の先発古林睿煬投手(25)を好リードし、打席でも4回に左犠飛、5回にはスクイズを決める2打点の活躍。00年世代は、矢沢宏太投手(25)も1安打1打点、万波中正外野手(25)が2安打、水谷瞬外野手(24)は1安打1得点と気を吐き、勝利を引き寄せた。
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田宮がどきどきのプレーをしっかり成功させ、流れを引き寄せた。5回、清宮幸の適時二塁打で5点リードした直後の1死二、三塁。「1球目はちょっと狙い過ぎちゃったので。もう気持ちで前に転がそうといきました」。代わったばかりのソフトバンク松本晴の初球でスクイズを試みたがファウル。続く2球目を投前に転がし、大きな6点目をたたき出した。
守っては、6月3日阪神戦以来、先発は約4カ月ぶりの古林睿煬を4回2/3、2安打無失点に導くなど、8回まで4投手を好リードし1失点のみ。「(古林は)短いイニングと言われていたので、グーリンのいろんなボールを使って、相手に的を絞らせないように。そしていいまっすぐをうまく使っていった結果」と振り返った。
4回1死一、三塁では左犠飛も決め、計2打点。「このシリーズはチャンスで打てていなかったので、まず打点を挙げられて良かった」。直後に同学年の7番万波が左前打で続き、2死一、三塁から8番矢沢が右翼への適時二塁打を放った。“ミレニアム3連続チャージ”で、ソフトバンク投手陣を攻め立てた。
00年4月~01年3月生まれの世代は、新庄監督が22年の就任1年目から力を入れ強化してきたチームの軸。昨季ブレークした田宮、水谷を始め、野村は今季開幕4番を務め、シーズン序盤の打線をけん引した。金村は3月28日の開幕西武戦先発を任せられ、プロ初完封勝利で応えた。18日のCSファイナル第4戦では水谷がCS1号、水野が2安打1打点。田宮は「同級生が活躍すると僕もしっかり活躍しなきゃという気持ちがある。いい刺激になっている」と、相乗効果を口にした。
育ててくれた指揮官に、崖っぷちから日本シリーズ進出王手をかける、大きな3連勝をプレゼント。最終6戦目へ、田宮は「もう勝つだけ。全力を出し切るだけ」。土俵際からの4連勝で、王者を一気に寄り切る。【永野高輔】



