関西第2代表を狙う立命大は今秋、連盟の最優秀投手に輝いた左腕・遠藤翔海(かける)投手(4年=京都共栄学園)が9回1安打1失点完投勝利で、明治神宮大会(11月13日開幕・神宮)出場をつなぎ留めた。

9回1死まで完全投球も、「今日は負けられないのが一番」と脇目を振らず腕を振った。春秋連覇の大産大打線を最速145キロの直球と「消える」スライダーで9回1死まで完全投球。同1死に左越え二塁打を許し、直後に捕逸で1死三塁の二ゴロの間に失点するも最後の打者を二ゴロに抑えた。短期決戦に向けて習得した新球・ツーシームとチェンジアップを織り交ぜ、「抑えられた要因」と胸をなで下ろした。

兵庫・朝来市出身。和田山ファイターズに所属した兄の「数合わせ」入団で、野球人生が始まった。部員8人の和田山中では初心者の助っ人を借りて大会に出場し、同期部員7人の高校では、入学前に土砂災害で崩壊した練習場再建から始まった。「人数がいることがうれしい」と遠藤。「こんなにいい環境で野球ができている。あと2勝して、このチームで神宮に行きます」。抜群の制球力で約3万人の観客席数を誇る大舞台に近づいた。【中島麗】