フェニックスのように何度でもよみがえる。日本ハムから3度目の戦力外通告を受けていた宮内春輝投手(29)が16日、育成選手として現状維持の推定年俸770万円で契約を結んだ。
来季、支配下を勝ち取れば23年のプロ入り含め4度目となるが「支配下になって終わったら意味がない。1軍に上がってリリーフ陣の勝ちパターンとか、そういうところに入っていけるように」と復活を誓った。
他球団から育成打診の話もあったが、あえて日本ハムで野球を続ける道を選んだ。「フロントの人たちに、選手としての評価をしていただけている。それなら、もうここで、しっかり自分の持てる力を出していこうかなと思いました」と、心境を口にした。
最速153キロの変則横手投げ右腕は自身を磨くため、あえて高いレベルの投手を手本にする。このオフは縦方向だった腰の回転軸を、腕と同じ横方向に調整し、制球の波を減らす。腕の角度が近い選手を探し「エドウィン・ディアス(今季のナ・リーグ最優秀救援投手)とかポール・スキーンズ(今季のサイ・ヤング賞)とかも腰の使い方は近いかなと見ています」。4度目の戦力外は御免だ。メジャー最高峰の動きを取り入れ、はい上がる。【永野高輔】(金額は推定)
◆宮内春輝(みやうち・はるき)1996年(平8)5月25日生まれ。多古から明星大、日本製紙石巻を経て22年ドラフト6位で日本ハム入団。23年4月19日ロッテ戦で初登板、同5月5日楽天戦で初勝利。同11月の秋季キャンプ中に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂。育成契約になり手術を受け24年7月に支配下復帰も、1軍昇格なく同年オフに再び育成契約。今季も7月に支配下登録されたが1軍昇格なく、3度目の戦力外通告を受けた。通算15試合、1勝0敗1ホールド、防御率6・48。176センチ、79キロ。右投げ右打ち。
◆支配下登録4度 過去には高木京介(巨人)がいる。高木は11年ドラフト4位で入団し、3度の育成契約を経て、18年、21年、23年と支配下に返り咲いた。育成→支配下を3度経験したのは他に堀岡隼人(DeNA)がいるが、堀岡は育成ドラフトで入団のため、支配下登録は3度。



