生徒からの質問だった。「あこがれの選手は誰ですか」。巨人浅野翔吾外野手(20)の答えに、覚悟が透けた。「岡本和真選手、坂本勇人選手が同じ(ように)高校を卒業して巨人に入って活躍されてる。自分もそこに続けるように頑張りたいなと思ってます」。

24年から東京都稲城市PRサポーターを務める。17日に訪れたのは稲城第一小。4年生80人と交流を終え、包み隠さない心境を明かした。「周りの人はまだ高卒3年目だからと言ってくれますが。いつクビになるかわからない世界なので」と、子どもたちの前でみせた人懐っこい笑みから一転、口元を引き締めた。

今季は1軍出場29試合、打率1割8分7厘、2本塁打、8打点。6月に右手首の故障で離脱もあった。募る危機感は、13日に打ち上げた秋季キャンプでも如実。打撃に守備に、積極的に教えを仰ぐ姿があった。

「和真さんみたいに、4年目で花が咲くように頑張っていきたい」。岡本が1軍フル出場し33本塁打とブレークしたのが4季目だった。故障班で一緒だった今夏。「『お前が活躍しないといけない』と言ってもらった」と肝に銘じる。大リーグ挑戦する主砲のように。「巨人と言ったら浅野と言ってもらえる選手に」。焦りはある。ただ、決意もある。【阿部健吾】

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