静岡学園野球部出身の岡村シルバー魁人外野手(2年)が、関甲新学生リーグ1部の上武大で躍動している。1年春にリーグ戦デビューを果たすと、いきなりMVPとベストナインを受賞するなど主力としてチームに貢献。今月24日まで開催された「オータムフレッシュリーグin静岡」で“凱旋(がいせん)”したリードオフマンに、今後の意気込みなどを聞いた。【前田和哉】
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3日間で開催されたオータムフレッシュリーグでは、全3試合中2試合に「1番・中堅」でスタメン出場。静岡学園時代に練習でも使用した草薙球場などで計2安打を放った。卒業後、地元静岡でのプレーは今回が初めて。試合を終えた表情には笑みもこぼれた。
岡村 知り合いも球場に来てくれていたので、もう少し打ちたかったのが本音です。でもヒットが出て良かった。球場も懐かしく感じて楽しかったです。
上武大に進学して2年。順調に成長曲線を描いている。入学直後の1年春から打率5割を記録し、リーグ制覇に貢献。MVPとベストナインの個人賞も獲得した。同年秋にも4割1分2厘で2季連続のベストナインに輝くなど、衝撃的なデビューを皮切りに主力として出場を続けている。
岡村 1年の時が良すぎた部分もあるけど、何とか上の舞台でアピールができているのかなと思います。1歩ずつだけど成長できていると感じています。
ナイジェリア人の父を持つ。50メートルを5秒台で走るなど身体能力にたけ、走攻守を兼ね備えた外野手として高校時代も1年夏からレギュラーを張った。
岡村 1年夏に自分のエラーがきっかけで負けてしまい、その後は公式戦で勝てなかった。当時味わった悔しさも、大学での1つの原動力になっています。
自身はプロからも注目されたが「結果も出せていない」とプロ志望届は提出しなかった。上武大で夢の実現を目指す中、昨秋のドラフト会議では高校の先輩・宮原駿介投手(23)が巨人5位で指名を受け、1年目に1軍デビュー。中継ぎで14試合に登板した。
岡村 静岡学園からプロ選手が出たことがうれしくて、すごく刺激ももらいました。自分も続きたいと思っています。
来春には3年となり責任も増す。今年1年間、食事管理や筋トレで肉体改造に取り組み、俊敏性に加えパワーアップにも励んでいる岡村。目標にはリーグ優勝と1年時以来の個人タイトル獲得を掲げ、大学日本代表入りも目指す。
岡村 プロを目指す上で勝負の1年になる。まずはリーグ戦で優勝して、全国でも勝てる上武大になるために自分自身のレベルアップが必要だと思っています。背中やプレーする姿で周りの人が信頼してくれる選手にもなれるように、手を抜かずにやっていきたい。少しでも静岡に活躍を届けられるように頑張っていきたいと思います。
◆岡村シルバー魁人(かいと)2005年(平17)12月28日生まれ、静岡市出身。小3から静岡ツインズ野球スポーツ少年団で野球を始める。中学時代は蒲原シニアでプレー。静岡学園を経て上武大。左投げ左打ち。173センチ、76キロ。血液型A。



