西武では唯一のレギュラーとして、タイラー・ネビン内野手(28)の「一塁」が決まっている。

ただ、そのネビンは家庭の事情で来日が遅れ、その後背中の張りを訴え、ややペースを落とした。

試合出場は近日中に始まるとみられるが、主軸のネビンが万が一、シーズン中にケガするようなことがあれば一塁は-。

その答えの1つとして、山村崇嘉内野手(23)が強く主張したオープン戦初日だった。

「6番一塁」でスタメン出場し、2点適時打含む2安打。一塁守備でも好捕に加え、周囲への声掛けや指示も的確だ。

西口文也監督(53)も「争いをしている中で、こういうアピールというのは大事になってくると思うので。非常に良かったと思います」と働きをたたえた。

東海大相模(神奈川)から大型内野手としてプロ入りも、5年間でレギュラーをつかみきれなかった。昨季は三塁で出場を増やしたが、その三塁に今季は渡部がコンバートしてくる。

オフはレッドソックス吉田正尚に弟子入りし、スイングのこつなどを学んできた。攻守にこの存在感を続けられれば、スーパーサブからの脱皮も十分に可能。最終回は三塁でも難なく強い打球をさばいた。「もっともっとアピールします」と口早に言って、バスに乗り込んだ。【金子真仁】