阪神が連敗を阻止し、16年ぶりとなる開幕2カード連続勝ち越しを決めた。先発の伊原陵人投手(25)が5回3安打1失点に抑え、今季初登板で初勝利。昨年6月8日オリックス戦以来、298日ぶりの白星となり、DeNA先発竹田との24年ドラ1対決を制した。

   ◇   ◇   ◇

伊原はひときわ目立つピンク色のグラブを手にマウンドに上がった。昨季は緑色だった試合用グラブ。今年は明るいピンク色のものを使用している。「シンプルに自分が持っていない色を作りたいという欲があって。自分が作ったことない色をどんどん作っているという感じです」。練習ではピンクに加え、水色、緑、青、茶、グレーをその日の気分によって使い分けるが、試合用は「コロコロ変えたりはしないですね」と決まってピンクだ。

練習では昨年秋から使っていたピンク。珍しい色を選んだ理由は「あんまり人は関係ないです。自分はこの色持ったことないから、この色作ろう、という感じで選んでいる。見たことない色がどんどん、どんどん出てきている感覚です」。周りに流されることなく、自分の色を貫く。“異色”のグラブには、伊原のオンリーワンの自負がつまっていた。【村松万里子】