中日大野雄大投手(37)が今季初勝利を挙げ、開幕6連敗の危機を阻止した。チームの連敗を5で止め、昨季8度連敗を食い止めた左腕が貫禄の投球を見せた。
試合は投手戦となった中、0-0の5回裏にミゲル・サノー内野手(32)が今季2号となる先制&決勝2ランを放ち、試合の流れをつかむ。大野は9回に1点を返されるも、志願してマウンドに立ち続け、4安打6奪三振無四球1失点、111球で完投勝利を挙げた。助っ人の1発に、ベテランの完投勝利。好守も飛び出し、連敗ストップを呼び込んだチーム一丸の勝利となった。井上一樹監督(54)の試合後、囲み取材の一問一答は以下の通り。
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-今季初勝利
迷った部分もあったんですけども、雄大のおとこ気と言いますか、今日改めて思ったのは選手たちってすごいなと思いましたね。信じるっていうことが僕も心情的にやっていこうと思ってはいるんですけども、その中で誰を使ったらいいか、交代したらいいかってのをいつも頭を張り巡らせながらやっているんですが、今日の雄大のおとこ気にちょっとかけてみるか、ってところで、そこでよくあいつもやってくれました
-9回も行かせるプランだった
ありました。9回もいかそうと。彼は去年も連敗ストッパーみたいな大仕事をするそういうのを今日も見せてくれるだろうと、それでかけました
-1点とられたが、気迫を感じた
今年もキャンプから調子が良くて、今年も行けるっていう話をよくしてたんですけど。開幕してからちょっと勝ち星がつかないというのも、彼も、俺が一番で勝ち星つけたるってオーラをすごく感じましたね
-サノーに一発
あれこそ、本当にミゲル。彼も、異国の地に来てますけど、フレンドリーだし、考えてるし、ちょっと打率が低いというところで彼も悩んでいたり、広島でエラーしたり、すごい責任感を感じてましたけどね。でも、2、3年いるぐらいの外国人選手ぐらいのなじみ方しますんで。彼も一緒にこれから頑張っていってくれると思います。
-福永が好守
それは本当に練習のたまものと言いますか。福永もサノーも、あの体格ですから、走るのも守るのもダメでしょ、みたいなことを言われてますけど、そんなことないので。彼も、自信持ってますから、名古屋でプロ野球ファンに愛されるキャラになってほしいと思います。
-試合前に選手には声かけた
そりゃあ、はい。ただ、僕もあまりこう過剰になってしまっていけないので、もう普段通りっていうことを心がけていました。なので、まあ今日は初勝利をあげることはできましたけど、シーズン長いですから、これからどういった形で選手たちが戻ってくれる?かってことを、まあこちらはおしりをポンポンとたたくだけの仕事ですから、やっぱり信じるっていうことを念頭にいれておきながらやりたいと思います。
-1つ勝つと雰囲気がガラッと変わる
いや~もうちょっと本当に今日はいつも、毎日毎日なんですけど、ドキドキしながら攻撃も俺も見てるんですけども。今日もそうなのかって9回に思いましたけどね。でも本当に雄大が、いや俺が行くっていうことをね、言ったんで、それがわかったって言うのありましたけどね。本当にいい姿を見せてくれました。
-ここからやり返し
苦しい試合をしながらなので、選手たちのコンディションを見落とすことのないように、ベストなポジションで、ベストな布陣でいけるように目をこらしてやっていきたいと思います。
-今季初勝利
今テレビの前で言った通り、本当に選手たちがすごいなと思った。いずれ勝つっていうことができるとはいえ、やっぱり不安の中でやりながら、その中で大野があのピッチングをして完投で終わるというね。素晴らしいの一言に尽きると思います。
-9回に1点を返さされたところ。大野を途中で変えなかった
その前からちょっとシミュレーションしてて、だから、「同点まではいかせますか」「1点入ったら変えますか」っていうのはちょっとね。俺の中で1点とられたら変えたいなって。
山井(投手コーチ)は「同点まで行きましょうか」っていう。雄大の疲れ具合を見に行ってきますって話で行った時、雄大が珍しく、「いや、俺が行く」って言ったらしい。もうすぐ何かにつけて、「もういいです、いっぱいです、変えてください」って言うのが、雄大なんだけど、「今日は行かせてくれ」っていうことを言ったことに、僕は懸けましたね。
-大野の「行かせてくれ」の詳細
(マウンドに行った)山井(投手コーチ)がもう来るなって言ったから。それで(ベンチ)帰ってきたときに聞いたら、そういう風に言ってたから
-勝利時に大野にかけていた青ダルマ
「今日の1番はお前だよっていう。それでちょっとこちら側でいろいろあります」
-誰考案
誰発案っていうかちょっと勝った時にあれしたいなっていう風に思って準備はしていた。青だるまね。高崎のね。その辺で買ってきたやつちゃう。ちゃんとした青だるま。ちょっとまああれを恒例にしたいなと。
-本拠地の勝利で贈呈
本拠地の勝利の時にあれをかけたいなと。アウェーではできないのでね。
-メンバー交換の時にファンファーレが流れている、監督が好きな曲か
「いやいや、俺に何が好きですかっていうから。ロイヤルファミリーにして。まあまあまあ。好きな曲だからです」
-選手たちがすごいと
「いや、ほんとに一番ドキドキしてるの多分俺なのかなって思う。でも、そこでね、バーンとホームランだとか、サノーだったりとか、そういう場面で守備についてる連中、それから、あそこでねリードしてるキャッチャー、もちろん投げてるピッチャー、雄大とかそうだけども、大したもんだなと思いながら、なんか本当はみんな心臓に毛生えてんちゃうかっていうぐらい、今日は特に思いました、はい」
-苦しい中でも少しずつ楽しさ
「いや、もう、もちろん僕は今回ね、すごく周りに言われて、5連敗してるので、逆に僕はもう吹っ切れて、いや、中途半端な、適当な、もうだらけたキャンプを過ごしてきてないと、みんなそれぞれ一生懸命やってきたのを見てきてると。それがなかなか勝てないっていうのは、たまたま歯車がかみ合わないだけだっていう風に僕は思い込んでいたから。勝ち星はいつか転がり込んでくるでしょうと。思い込んでたから。なんで。そこをやっぱり逆に信じずに、あっちはこっちはっていう風にする方が選手が戸惑うなっていう風に切り替えてるんで。はい、もう。もちろんこれからも選手たちを信じます」



