立命大が近大に9回サヨナラで先勝した。「7番捕手」で先発したプロ注目の西野啓也捕手(4年=高知)が、劣勢からチームを鼓舞し、逆転勝利に導いた。先発・有馬伽久投手(4年=愛工大名電)が初回4失点とノックアウト。女房役はめげずに、2回から登板した若田部達生投手(4年=福岡大大濠)を6回3安打無失点と好救援を演出。「走者が出ても攻めていけた」と頭を切り替えて、試合を立て直した。
攻撃でも50メートル6秒1の俊足で同点を呼び込んだ。1点を追う6回2死二塁に遊前内野安打で出塁し、相手遊撃手が一塁への送球を失策した間に二塁に到達。二塁走者は本塁に生還し同点に追いついた。
「自分の中で、今日一番うれしかった」。4-5の9回無死一塁。オープン戦で犠打0ながら、一犠打に成功し、直後のサヨナラ勝利の流れを引き寄せた。
2年春から先発マスクをかぶり、リーグ戦先発時の無失策記録は28に。「立ち上がりはよくなかったけど、粘りの野球が立命の強さ。春はしっかり出していけたら」。エースの初回降板に動じない仕事ぶりで白星スタートを飾った。【中島麗】



