ロッテが9回にスモールベースボールを徹底した執念の猛攻を見せ、劇的な勝利で連敗を阻止した。楽天が敗れたため、チームは5位に浮上した。
ドラマは同点で迎えた最終9回に待っていた。敵失で先頭打者が出塁すると、ベンチが動く。代打に送られた和田がプレッシャーのかかる場面でスリーバントを敢行し、見事に成功。走者を二塁に進めると、続く寺地が左前打を放ち、一、三塁とチャンスを拡大した。
ここで打席には友杉。ベンチのサインはセーフティースクイズだった。友杉が三塁へ転がし、三塁走者を迎え入れ、待望の勝ち越し点をもぎとった。なおも好機が続き二、三塁とすると、再び敵失を誘い追加点を挙げ、リードを2点に広げた。1死一塁から犠打、ヒット、スクイズと、泥臭い攻撃。まさに首脳陣の「執念の采配」が結実した瞬間だった。
この劇的勝利の呼び水となったのは、先発したルーキー毛利海大投手(22)の粘投だ。3回に自らの暴投で西武戦初失点を喫し、連続無失点記録は14回でストップしたものの、4回以降は見事に立ち直った。中9日で万全を期したマウンドで、6回4安打1失点。前回10日のソフトバンク戦の悔しさを晴らす見事な修正力で試合をつくった。



