ロッテが総力戦で競り勝ち、連敗を2で止めた。2-2の同点で迎えた8回裏1死一、二塁、4番・山口航輝外野手(25)が右中間へ値千金の2点適時二塁打を放ち、接戦に終止符を打った。直球への対応を課題に2軍で汗を流してきた。サブロー監督は「さすが4番。これまでの苦労をすべて吐き出してくれた。僕もうれしい」と目尻を下げた。山口も「結果が出ず苦しい数年だった。支えてくれた家族を結果で幸せにしたいと思っていた」と責任感をにじませた。

投げては先発ロングが4回1失点と気迫の投球で試合を作ると、その後は5投手の小刻みな継投で失点を最小限に食い止めた。9回2死満塁のピンチでは指揮官自らマウンドへ行き、「死ぬ気で抑えろ、死ぬ気で守れ」と守護神・横山にハッパをかけた。

負ければ同一カード3連敗の危機を脱し、借金は2に減らした。6月1日に50歳の誕生日を迎えるサブロー監督へ、ナインと熱いファンが1日早いバースデープレゼントを贈った。

 

∇ロッテ横山(両リーグトップの19セーブ目)「最後の最後までファンの皆さんが楽しめたかなと思ってます(笑い)。まだシーズン長いんで、もっともっとこの数字を積み重ねていけるように頑張ります。(5月11セーブに)気合入れてやってます! 」

∇ロッテ鈴木(5番手で登板した8回を3者凡退に仕留め4勝目)「(森下、佐藤を連続三振に)いいバッターっていうのは分かってたので、僕自身も負けない気持ちで投げた。無事抑えられてホッとしている。(勝ち越し適時打の山口には)すしをごちそうしないといけない(笑い)」

∇ロッテ和田(5回裏2死一、二塁から24年7月以来の適時打で同点に)「打ったのはフォーク。そう簡単にチャンスを作れる投手ではないのでなんとか次につなぐことだけ考えていきました。追いつくことができて良かった」