楽天森井誠之球団社長(51)が10日午前、この日から休養する三木肇監督(49)について、交流戦の巨人戦が行われる本拠地・楽天モバイル最強パークで、報道陣に経緯を説明した。

楽天は10日午前1時、「監督人事に関して」との球団リリースで「楽天野球団はこのたび、三木肇監督との双方協議により、同氏は休養し、監督代行として塩川達也ヘッドコーチが務めることで合意いたしましたのでお知らせいたします」と発表した。10日の巨人戦からは塩川達也ヘッドコーチ(43)が監督代行として指揮を執ると記載した。

森井球団社長は、このタイミングで決断した理由に「別に何か数字を決めていたわけではないけれども、現状あまりチーム状態が良くない中で、監督も苦労しながら戦っていた。その中で、昨晩遅くまで話し合った結果」とし、「三木監督から辞めたいという話ではなくて、双方話し合いの中での話。双方合意という形です」と、休養に至った経緯を説明。

低迷の責任については「監督だけの責任ではないです。1年間を通して、走り切らせてあげられなかったのは私の責任。ですが、今チームを前向きに動かしていく中で、1つ目の決断ということになります」と話した。

楽天は9日終了時点で21勝36敗1分けの借金15。5位ロッテと7ゲーム差のパ・リーグ最下位で、交流戦も2勝10敗の勝率1割6分7厘の最下位に沈んでいた。

先月25日には山下勝巳打撃コーチ(49)の1軍合流。今月2日には鈴木大地内野手(35)をキャプテンに任命。5日には小野寺力投手コーチ(45)に代わり青山浩二投手コーチ(42)を1軍に帯同させるなど、再起を促していただが、結果には表れなかった。

森井社長は2019年から1軍・2軍の指導に励んだ三木監督に「この球団に残していただいた功績は計り知れない」とたたえた上で、「この資産、選手を生かしながらそれでも前に進まなければいけないという決断の中で、まだ諦めない、そういうつもりで1試合でも多くファンの方に前向きな新しい戦いを見せていきたいということでお話しさせていただいた結果でございます。今日からまた代行という形ですけど塩川ヘッドに本気で戦っていただきたいと思います」と話した。

球団のシーズン途中の監督交代は、2018年6月に梨田昌孝監督が辞任し、平石洋介ヘッド兼打撃コーチが監督代行を務めた例がある。