関西大が金沢学院大に逆転勝ちで4強入りを決めた。

スカウト評価急上昇中の米沢友翔投手(4年=金沢)が中2日で先発。1回戦に全国の初舞台で堂々の投球を披露した左腕は「すごく緊張しました」と話しつつ、この日も変わらぬ安定感をみせた。初回こそ2死から四球を出して左翼への適時二塁打で先制されるも、その後はストライク先行のピッチング。「真っすぐを向こうも狙ってきてると思ったので、そこはうまく変化球を使ってまとめることができた」。相手打線の戦略を把握しながら冷静に対応し、7回1失点と疲れを感じさせない内容でまとめた。

2年夏から3年夏頃までは肩やひじのけがに苦しみ、春のリーグ戦含めここまでの試合数をこなすのは初。ここからは体力面も勝負になってくる。「疲労は特になくて。慣れないところもあったと思うんですけど、チームがすごい一体となってたので、もう自分が先頭で投げるのならチームを勝利に導いてやろうという気持ちでずっとこの春投げてきた。それがうまく実現できていることが、ここまで結果につながっているのかなと思います」。投げることができるよろこびを、チームの勝利に貢献する原動力に変えている。

スカウト陣も引き続き注目の評価。巨人の岸敬祐スカウトは「変な力みもなく、うまく修正して勝負所では良いボールがきていて相変わらず安定している。真っすぐに加えて抜き球もしっかり腕が振れている。(1回戦とあわせて)2試合トータルでしっかりゲームを作っていける能力が高い」。ロッテの三家和真スカウトは「疲れも多少ある中で球速も出ていて、ゲームメイクできる。真っすぐの質とかキレが1番の魅力。三振を狙って取れるっていうのは必要な要素になってくる」とコメントした。

金沢学院大・角尾貴博監督(55)「初回1、2番が明らかなボール球を振っていたのに、本人たちはストライクと思っていた。スピードガン以上にボールのキレや強さを感じた」

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