阪神タイガース親会社の阪急阪神ホールディングス(HD)の第188回定時株主総会が18日、大阪市で開催される。株主から厳しくも愛のある質問が飛び交うことで有名な梅雨時の風物詩。今年は首位巨人に0・5ゲーム差の2位につけているが、どんな意見が飛び出すか。
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近年の阪神株主総会の主なアラカルトは以下の通り。
▼上機嫌 03年、首位を独走する中で行われ、出席した株主からは「もう優勝は間違いなし。株価も上がるのでは」「今年は総会に来るときの気分が違うね。毎年こうやったらいいのに」と景気のいい言葉が相次いだ。
▼売却否定 07年、阪急HDと阪神電鉄の経営統合後、初の総会。「(阪急はかつて)ブレーブスを売却したことがある。阪神タイガースも売却されるんじゃないかと不安を持っている」との質問に当時の角社長が「売却することは、まったく頭にありませんし、そんなバカな経営者はいない」と否定し、会場からは拍手。
▼外ればかり? 09年、前年のフォードに続き、新助っ人メンチが不振で、株主の1人が「新人も含めどんなポイントでスカウトしているのか。全く分からない。外ればかり取っている」と痛烈批判。当時の南球団社長も「本当にふがいない成績で申し訳ない」とざんげ。
▼不良債権? 12年、外部から補強した城島、小林宏について「活躍していない。給料は高いのに不良債権を抱えているだけ」と手厳しい言葉が飛んだ。
▼「超変革」支持 16年、金本監督の進める「超変革」を称賛する意見が次々。「負けが込む時期もあるけど、若手を使ってようやってることは目に見えている」と絶賛する声も。
▼車両の色に不満 17年、ある株主が阪神電鉄の車両にオレンジ色が使われていることに「名前も言いたくないあの球団(巨人)の色は変えることはできないか」と質問。電鉄側は「現状の色のままでいきたい」などと返答した。
▼回転ずし? 19年、ドラフト戦略に触れた1人の株主が「回転ずしなら大トロやウニの皿があるのに、タコやイカの皿から取っている。なぜこのようなドラフトを続けるのか」と質問。「今季は守る野球、センターラインを重視したドラフトでした」と返答。
▼藤浪君は悪くない 20年、球界初のコロナ感染者となった藤浪ら3選手は、球団のヒアリングでその数週間前に大人数の会食に参加していたことが判明。食事会が感染経路と確定したわけではないが、感染しやすい状況に身を置いたことで、多方面に影響を及ぼした。ある男性株主が「藤浪君は悪くない。周りがチヤホヤさせすぎや」と指摘した。
▼記憶にない 21年、阪神球団に関する質問はまさかのゼロ。怪物ルーキーだった佐藤輝明内野手の活躍などぶっちぎりの強さを誇る猛虎に「モノ言う株主」も言うことなしの様子。広報担当者も「記憶にないですね。チームの成績がいいからですかね」と驚いたほど。
▼大コケに批判 22年、開幕から9連敗など歴史的な大コケ。同年限りでの退任を表明してシーズンに臨んだ矢野元監督に対し、ある株主が「あんな自分勝手な人おらんですわ」と痛烈に批判。さらに「次誰なるんかが気になる。そればっかりが気になって野球なんかはどうでもいい」と詰め寄るシーンもあった。
▼甲子園死守? 23年、2軍新球場のネーミングライツが決定したことを受け「甲子園もいずれ売られるのでは」と心配の声も。担当者は「甲子園は命名権を売らない」と回答。「阪神電車はジャイアンツカラー(オレンジ色)をやめたら事故を減らせる」という意見も再び出たが「阪神・淡路大震災の車両以降、明るい色にしていこうと。検討したい」と回答した。
▼ラッキーゾーンを… 25年、甲子園球場への要望も多く「ライトスタンドをラッキーゾーンというか、もう少し(グラウンドを)せばめてもらって」という声も上がった。観客増に加えて「左バッターが全然ホームランが入らない。今、佐藤(輝明)選手がいるが、メジャーに行ったらまた小粒な選手ばかりに」という意見が飛んだ。球団側は「投手力を中心に守備力を鍛えて、1発に頼らないようなチーム編成で試合を行っておりますので、何とぞご理解をいただきますよう、よろしくお願いいたします」と返答した。



