ソフトバンクのドラフト3位ルーキー鈴木豪太投手(22)が1球勝利でプロ初勝利を挙げた。同点の6回1死満塁で2番手で登板。オリックス若月を初球のカットボールで注文どおりの二ゴロ併殺に仕留めた。小久保裕紀監督(54)もベンチでグータッチで出迎えた。その裏、打線が3点を奪い勝利投手に。「ウィニングボールは母に渡します」と笑った。

新人でただ1人、開幕1軍入り。1度2軍落ちしたがここまで主にビハインドの場面で投げ、渋い働きで信頼を高めてきた。小久保監督も「若月から代えようと思っていた。ストライク勝負ができる。自滅がないので安心して送り出せる。勝ちパターンの一角になれるように」と今後の成長を期待する。

「1軍はホテルも豪華だし、人に見られてなんぼの世界」と肝も据わっている。だが、普段は優しい好青年。同学年のドラフト2位稲川竜汰投手(22)がキャンプ中の2月に誕生日を迎えた時、ケーキを買いに行く暇がなかったが、夕食会場のデザートを重ね、即席ケーキでお祝いした。稲川はファームで苦しんでいるが、今も寮では仲良く一緒に行動している。

ソフトバンクは2カード連続の勝ち越しで、貯金は今季最多の13。首位西武に1・5ゲーム差に迫った。

▼1球勝利=鈴木豪(ソフトバンク) 25日のオリックス10回戦(みずほペイペイドーム)で記録。今年の5月20日堀(日本ハム)以来、プロ野球52人目、53度目。1球でプロ初勝利は23年6月18日大津(ソフトバンク)以来9人目で、新人では14年8月30日横山(楽天)前記大津に次いで3人目。大津も1球で併殺に打ち取ってプロ初勝利だった。これで今季の1球勝利は4人目(宋家豪、八木、堀、鈴木豪)となり、シーズン4人は14年に並び最多。