阪神が広島に逆転負けを喫し、首位陥落した。6月は2試合を残し6勝10敗。藤川球児監督(45)は就任2年目で初の月間負け越しが決まった。5位に沈む広島とのカードは4勝4敗1分けの五分。序盤と終盤の犠打失敗が響いた。

まずは1点先制した直後の2回1死二、三塁。投手村上がスリーバントスクイズを仕掛けたが空振り。スタートを切っていた三塁走者の大山もタッチされて“併殺”となり、一瞬で加点チャンスがついえた。

さらに2-2の8回は先頭の大山が右翼二塁打で出塁。ここで藤川監督は前川の代打に熊谷を送ったが、熊谷が犠打失敗。1死一塁としぼみ、無得点に終わった。積極的な采配を仕掛けた藤川監督は「それは勝負ですからね。こちらにいい展開に向けたいし、その後の攻撃で自分のところにみんなが展開を向けたいと思って打席に入っていましたから」と責めることはなかった。

8回の好機を生かせずに終わると、直後の広島は同様の作戦。先頭名原が出塁し、菊池が犠打成功。野間、坂倉の連打で決勝点をもぎとった。細かな作戦の成否が勝敗を分ける形になってしまった。【只松憲】

◆阪神の月間負け越し 岡田監督時代の24年の8月(11勝13敗1分け)以来で、藤川監督就任後では初めて。24年8月は最初の3連戦で勝ち越す好スタートを切るも、6~18日に4カード続けて負け越し。大型連敗はなかったが、カード勝ち越しは3度だけだった。

【プロ野球スコア速報】はこちら>>