西武の育成選手、上間永遠投手(25)がファーム中日戦で5回無安打無失点投球を見せ、支配下登録復帰へアピールした。

上半身のコンディション不良で出遅れていたこともあり、この日は今季3試合目の2軍戦登板。それでも初回、先頭の中日新保を3球三振にすると、3番のベテラン大島にも多くの球種を織り交ぜ、最後はこの日最速の低め148キロで遊ゴロに打ち取った。

直球や手元で動く球を低めに集め、ゴロを打たせるスタイルの右腕。この日も15個のアウトのうち、9個が内野ゴロだった。

19年ドラフト7位で入団した沖縄県出身の右腕は、21年にプロ初勝利を挙げたものの、その後は右肘のトミー・ジョン手術を受けるなど、リハビリ期間も長く、昨季まで4年連続で育成選手として過ごしていた。

昨年10月時点では今井(現アストロズ)、高橋光の2人にメジャー挑戦の可能性があったため、上間は先発投手候補として、異例となる育成再契約5年目に突入していた。

昨季もシーズン序盤は2軍で白星を重ね、1軍首脳陣も注目していた。現在、2軍調整中の先発候補に故障が続出しており、1軍先発投手の「7人目、8人目」の決定的な存在がいない状況だ。登録期限は7月末ながら、上間もその“候補”としてまずはアピールに成功した。【金子真仁】