かつての守護神が嫌な流れを払拭(ふっしょく)した。2点差に追い上げられた9回。ロッテ・サブロー監督(50)が動いた。球審に告げた投手の名は「益田」。益田直也投手(36)をマウンドに上げた。「横山がちょっとグズグズしてたので、調整登板の意味もあったんですけど」と指揮官。益田は無失点で試合を締めくくり、今季初セーブを挙げた。
燃えないわけがなかった。ようやく訪れたセーブシチュエーションでの登板。「監督がここで使ってくれるのを意気に感じて」。右翼席からは万雷の益田コールが注がれた。「どんな展開でもファンの皆さんが後押ししてくださっていたので、期待に応えようと」。必死の投球でオリックス打線を封じ、名球会入りに王手となる通算249セーブ目を手にした。
この男の活躍も忘れてはならない。1点ビハインドの6回。八木彬投手(29)が若月を二飛、来田を中飛、中川を二飛に抑えて、この日初めての3者凡退。直後に味方が一挙4得点で逆転し、チームトップの8勝目が転がり込んできた。
快勝で4位に浮上した。この日から夏のイベント「BLACK SUMMER WEEK」が始まった。コンセプトの一つが「野球が好きな人も、これから好きになる人も。この夏、まだ見ぬ熱狂へ」。益田が千葉の夜を熱狂に包んだ。



