苦戦していた強力打線を前に、踏ん張った。日本ハムの左腕、加藤貴之投手(34)が、今季初対戦のソフトバンク相手に5回8安打3失点(自責2)で、自己最多に並ぶ2年ぶりの10勝目。「少しはチーム貢献できたかな」。ハーラー単独トップを守った。

1-0の2回、先頭からの3連打に失策も絡んで一時逆転を許したが、その裏、すぐに味方打線が追い付いてからは粘り強く投げた。ソフトバンク戦での白星は、23年5月以来で実に10試合ぶり。「気合も入っていた」。日本ハム戦に強い正木や近藤には「逃げないよう心がけた」。最後まで集中力は切れなかった。

あれよあれよと自身8連勝。4月15日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来、負けがない。「援護点をもらっていますし、中継ぎに助けられているので」と謙遜する。10勝のうち、7回以上投げた試合は4試合。規定投球回をクリアせずに最多勝を獲得すれば史上4人目、単独最多勝なら初の珍記録となる。

プロ11年目で、2度目の2桁勝利。「ピッチャーの目標でもあると思いますし、そこは感謝して、満足はせずまた次頑張ります」。キャリアハイの更新は、ほぼ確実。今季は勝負の神様がついている。【中島宙恵】

【プロ野球スコア速報】はこちら>>