ルーキーが大一番で仕事をした。

延長10回1死二塁、途中出場の巨人小浜佑斗内野手(24)が、阪神岩崎の直球を振り抜いた。「まさかスタンドまで行くとは思っていませんでした」と、打球は左翼席へ飛び込む勝ち越し2ランに。今季14試合目、通算35打席目で飛び出した待望のプロ1号は、延長戦での勝ち越しV弾。本塁生還時に小さくガッツポーズし、喜びをあらわにした。

沖縄出身の若武者は、暑さに強かった。習慣づけているのはサウナ。寮にいるときは毎日入るという。「寝付きがめちゃめちゃいいです」と自らの体調を思いやるルーティンだ。ファームで過ごす日々は、チームメートとグラウンド内外で汗をかいてきた。この日はナイターで30度超えだったが、灼熱(しゃくねつ)の中でも実力を発揮できた。

阪神との首位攻防戦初戦で値千金の一打。「大事な試合で勝負をつける一打になったので良かったと思います」とお立ち台では笑みがこぼれた。新星の1発がチームを大きく勢いづけた。

◆小浜佑斗(こはま・ゆうと)2001年(平13)10月5日、沖縄・宜野湾市生まれ。小学1年から野球を始め、中学時代は宜野湾ポニーズ所属。中部商では甲子園出場なし。卒業後は沖縄電力に入社。25年ドラフト5位で巨人入り。26年4月21日中日戦でプロ初出場。180センチ、86キロ。右投げ右打ち。オリックス宮城は幼なじみ。

▽巨人橋上秀樹監督代行(延長戦を制し)「さすがにちょっと興奮してます。選手は最後まで闘志を前面に出してやってくれた。(小浜は)パンチ力もある認識はあった。発展途上の選手。自信にしてほしい。1戦目を取れたのは大きい」

▽巨人ウィットリー(U18米代表以来11年ぶりとなる甲子園のマウンドで、6回1失点)「雰囲気は良かったしお客さんも多かった。今日の方が楽しかった」

【動画】巨人ドラ5小浜佑斗、試合を決めるプロ1号決勝2ラン