阪神先発の伊藤将司投手(30)が、恩師に捧げる好投を見せた。「ランナーを出しながらでしたが、高さ、コースを間違えないように丁寧に投げることができました。0で抑えることができてよかったです」

1回、先頭打者の長岡にいきなり死球を与えたが、2死三塁から4番サンタナを空振り三振。2回にも1死二、三塁のピンチを招いたものの、山野、伊藤を連続で空振り三振。6回4安打無失点、92球を投げて、勝利のバトンをつないだ。

「四死球を3つ出してしまったことは反省して、次回の登板に生かしたいと思います」と反省のコメントも、指揮官はねぎらいの言葉。「十分です。ゲームをしっかりつくっていってもらって、これから野外球場もまた始まりますので、しっかりプランニングの中で、5回では少し短いですけど、6回いってもらうと、今日入っているブルペンの中ではある程度ゲームはつくれるというところでしたので」と振り返った。

2日前の17日に横浜(神奈川)時代の監督、渡辺元智さんがこの世を去った。伊藤将は「渡辺監督に白星を届けられるように頑張っていきたい」。恩師の訃報(ふほう)を受け、新たにした決意のままに、懸命に腕を振る姿を空の上にも届けた。【磯綾乃】

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