打球の行方を見届け、右手を高く突き上げた。DeNA牧秀悟内野手(28)が逆転グランドスラムで試合を決めた。

2点を追う7回1死満塁。フルカウントから、ヤクルト清水の内角低めフォークを捉えた。「打った瞬間、すごい歓声が『ドカン!』と聞こえた。とにかく打てて良かったです」。本拠地の大歓声に包まれながら、白球が左翼スタンドに飛び込んだ。

24年6月9日ソフトバンク戦(横浜)以来、自身3度目の満塁弾。横浜スタジアムのボルテージは最高潮に達した。23年に記録したキャリアハイの29本塁打まであと1本に迫る。自身初の30本塁打の大台も射程圏内だが「本塁打は良い結果に過ぎないので。チームが勝てる時に1本打てればいいなと思います」。DeNAの強力打線には頼もしい男がいる。

チームは連敗を阻止し、4位ヤクルトとは9ゲーム差。早ければ20日にも5年連続のCS進出が決定する。「CSを目標に戦ってないですし、まだ試合もある。何があるか分からないので、一戦必勝を掲げて戦っていきたい」と牧。一つでも上の順位へ、貪欲(どんよく)に勝利を追い求める。

▽DeNA相川監督(牧の満塁本塁打に)「『ここだ』というところの勝負強さ。牧らしい、これしかないというような打撃をしてくれた」

▽DeNA古市(先制適時打含む今季初の3安打)「何とか先制点が欲しかったので気持ちで打ちました! 僕はまずは守備だと思っているので、守備をもっと頑張ります」

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