相思相愛の単独1位指名で、偉大な先輩の背中を追う。「プロ野球ドラフト会議」が22日、都内で行われ、投打二刀流でのプロ入りを目指していた山梨学院・菰田陽生投手(3年)は日本ハムから単独で1位指名された。195センチの体格で、最速152キロ、高校通算39本塁打の大型右腕。同じく二刀流で活躍するドジャース大谷翔平投手(32)を輩出した球団への信頼を口にし、北の大地での大暴れを誓った。

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運命の日に菰田が笑った。全12球団から調査書が届いて面談するなど競合も予想される中で日本ハムの単独指名。「競合していただいたらうれしい気持ちですけど、本当に日本ハムさんに行きたかったので」。期待通りの一本釣りに喜びがあふれた。

その言葉の背景はもちろん大谷の存在だ。日本ハムはメジャー挑戦を希望していた大谷を指名。育成プランなどを説明し、入団にこぎ着けた。その後、世界を代表する二刀流選手へと成長した。ノウハウがある球団は「自分にとってもプラス」。大谷には小学生の頃から憧れ「身長だったり体格は負けていないと思います。野球面では全然まだまだなので少しずつ近づきたい」。将来の対戦も熱望し「投でも打でもやってみたいですね」と想像を膨らませた。

単独指名成功に日本ハム新庄監督も「持ってるわ」と大喜び。菰田が自身のインスタグラムをフォローしている点にも触れ「これ(ドラフト会議)が終わったらすぐフォローしますんで」と“フォロバ”も約束。伝え聞いた菰田は「(フォローした日は)覚えてないです」と笑いつつ「他の監督にはないユニークな考えがあって楽しみです。野球の知識も詳しい監督だと思うので、たくさん教えていただきたい」と見据えた。

会見に同席した山梨学院の吉田洸二監督は菰田を「何十年に1度の原石」と表現し「でもまだ原石なんですよね。北の大地でこの原石を磨いていただき、しっかり期待に応えるような野球選手であってほしい」とエールを送った。吉田正校長も「大谷二世ではなく、菰田一世として素質を育てていただきたい」と期待を込めた。

菰田は北海道は旅行で1度行ったことがあるのみといい「寒そうですね。あとご飯がおいしそう」と初々しく語り、投手としての160キロ到達を目標に設定。「まずは日本の野球で活躍できるよう、4~5年かけて1軍で出られるようになれれば」と意気込んだ。【松尾幸之介】

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