阪神藤川球児監督(46)が29日、11月1日から始まる高知・安芸秋季キャンプで実戦を行わない方針を明かした。就任後の過去2年は紅白戦や対外試合を組んできたが、今秋は緻密な練習メニューでチームのレベルアップを図る。リーグ3連覇を目指す来季に向けて新たな取り組み。濃密な3週間となりそうだ。

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秋季キャンプの参加メンバーが発表された。下村、工藤、立石、高寺など次代を担う若手31人が高知県安芸に集う。藤川監督は「新しいチーム作りが始まる。十分やることがありますのでそちらが一番」と語り「やりません。必要ないです」と実戦予定がないことを明かした。

就任直後の24年秋は紅白戦を3度も開催。25年秋は中日が高知・春野キャンプをスタートさせ、練習試合を2度行った。指揮官は「対外試合もしない」と中日戦の可能性も否定。新たな取り組みの理由は明確で「組織力を上げていくための期間にします。もちろん個々の力量の把握も含め」。綿密に練られた練習メニューを日々こなす予定だ。

甲子園で行われている秋季練習でも第2クールから午後の個別練習が始まった。指揮官は「今日も特にそうですけど、今年悔しかったであろう選手たちの動きが非常に良かった」とナインの姿勢に目を細めた。「もう2027年に向けて動いているなというのは感じられたので、楽しみですね」。キャンプ期間は11月1~18日までの約3週間。実りある鍛錬に期待している。

前日28日に日本シリーズが終了し、パ王者のソフトバンクがDeNAに無傷4連勝。2年連続日本一を手にした。阪神は昨年の日本シリーズでソフトバンクに敗れ、今季の交流戦でも3連敗を喫している。藤川監督は「非常に強かったし、組織の力もありますからね。それを作っていくというところになります」とコメント。最高峰の舞台に立つため、南国高知から強い組織を作り上げる。【只松憲】