阪神立石正広内野手(23)が2日、高知・安芸秋季キャンプで二塁守備に挑戦した。投内連携やシートノックで無難な動き。本職は三塁で、現に二塁守備に就くのは代打から回った8月5日のDeNA戦(横浜)以来だ。藤川球児監督(46)は「(立石が)セカンドを守れる球場もたくさんありますから、チームのバランスの一つではありますね」と言及。オプションの一環として構想を練っている。

立石自身は「久しぶりだったし、難しかったです」と苦笑い。それでも約3カ月ぶりとは思えない軽快な足取りだった。10月のみやざきフェニックス・リーグでは試合はもちろん、ノックなども受けていなかったという。「数を受けて自信を付けたいなと思って守備はやっています」。前日1日はフリー打撃で柵越えを連発するなど、最も期待されるのは打撃面。加えて三塁、左翼、二塁までオプションが増えればチームの底上げにもつながる。選択肢の増加には「幅も広がりますし、いっぱいメリットがある」と理解していた。

シートノックでは外野から内野への返球を全てカットプレーで行った。立石は福島、岡城からくる右翼からの鋭い送球を中継。さらに併殺練習も「新鮮でいいなと思います」とさわやかに汗をぬぐった。阪神の二塁は絶対的な存在として中野拓夢がいるが、中野に有事があれば立石でカバーできる。チーム全体であらゆる可能性を求める秋になる。【只松憲】

◆阪神の二塁は23年以降は遊撃からコンバートされた中野拓夢内野手(30)が君臨。

23年、25年にゴールデングラブ賞。25年はベストナインも受賞。走攻守に交代の必要がなく、故障も少ないためフルイニング出場が基本。今季は全試合出場したが、コンディション不良の時期があったためスタメンは128試合にとどまった。ほかは高寺8試合、熊谷4試合、木浪2試合、谷端1試合。シートノックでは植田が入ることが多い。途中出場でも3試合守った。