<西武5-15横浜>◇22日◇西武ドーム

 田代富雄監督代行(54)となって3試合目の横浜が、ともに今季最多となる19安打、15点の猛攻。しかも相手の先発はパ・リーグ屈指のエース。指揮官は「涌井を攻略して勝ったので、選手にも勢いがつくよ」と満足そうに話した。

 大技ばかりでなく小技も光った。同点に追い付かれた直後の4回1死二、三塁で細山田がスクイズを決める。6回には、1回にプロ1号を記録した下園の代打で登場の金城が適時打を放った。

 打つ手がことごとく決まる展開に、監督代行は「いやー、今日ははまった。気持ちがいいね。サインを出したときはドキドキだけどね」。豪快な笑い声が、ベンチ内の雰囲気を物語っている。

 終盤は大差。それでも攻め手を緩めないよう、引き締めたという。「大勝の翌日は心配なんだけど、これだけ気を緩めず、最後まで攻め切れたから大丈夫だろう」と次の戦いを見据えた。

 [2009年5月22日23時27分]ソーシャルブックマーク