ソフトバンクのドラフト5位左腕、嘉弥真(かやま)新也投手(22=JX-ENEOS)が15日、新人合同自主トレーニングのブルペンで、オリジナル変化球「嘉弥真ボール」を披露した。

 人さし指と中指を内側に折り曲げた握りで、球の変化は「自分でもどこに曲がるかわからない」という。右打者へのインコース攻めに有効で、対戦してみたい打者に、昨季両リーグ最多の48本塁打を放った西武の中村を挙げた。

 課題は精度の向上。沖縄県石垣市出身の22歳は「嘉弥真ボールで三振は取れるが、カウントを取るのは難しい。これで取れたら楽」と話した。