<日本ハム4-1オリックス>◇2日◇札幌ドーム

 オリックス金子千尋投手(30)がまたも思わぬ指摘を受けた。5回2死一塁で、マウンドの金子に審判団が集まった。

 金子は汗を嫌い左手のひらが隠れるくらい長い特注のアンダーシャツを愛用している。そのため、球をこねる際にシャツと球が触れている(触れていれば不正投球)ように見えるとの指摘だった。

 責任審判の森二塁塁審は「不正なことをしているとは思っていないが、距離もあり触れているように見えたので、だれが見てもしていないようにしてほしい」と説明。

 金子は3月のオープン戦でも同様の指摘を受けており、そのため球団も審判部に確認し、直接シャツと球が触れなければOKとの見解を得ていたという。金子は試合後「(意思疎通が)されていない。だからそうなるんです」と、左手の指を立てて球に触れないようにするなど工夫していただけに、納得できないようすだった。

 直後の6回に西川に今季初被弾すると、続く中田にも2者連続弾を浴びた。8回を毎回の8奪三振4失点と粘ったが、打線が上沢を打てず2敗目を喫した。