<中日6-11阪神>◇17日◇ナゴヤドーム

 ばたついた波をあっという間に鎮めてみせた。打線が4回までに9点を奪いながら、投手陣はふがいなく中日の反撃を許し、5回で6点を奪われていた。そこで登場したのがアッチソン投手(32)だ。6回からさっそうと登場。8番谷繁から始まる打順をピシャッと3者凡退。続く7回も3者凡退で、勝利の流れを引き寄せた。

 「とにかく(中日の)勢いを止めたい気持ちでマウンドに上がった」

 難しい仕事ではあった。しかし、いとも簡単にやり遂げるすごさがある。この日も制球力が抜群。早めに追い込んで有利な状況を作り、思い通りに打者を手玉にとる。最後の仕事となった4番ウッズも、ズバッと見逃し三振で仕留めた。リードした矢野も「アッチソンが流れを止めてくれた。いい仕事をしてくれた」と手放しで喜ぶ快投。ベンチの期待通りの仕事ぶりで、8月13日以来、中継ぎ転向後2勝目となる7勝目を挙げた。さらに継続中の連続無失点記録も17試合、27回1/3まで伸ばした。

 19日からは猛烈な追い上げを見せる巨人との直接対決を迎える。「とにかくチームも自分自身も順調だ。向かっていくだけだよ」と気合をこめた。阪神の新勝利の方程式「安心のJAF」。その中でも“A”の頼もしさが際だってきた。