中日井端弘和内野手(33)が22日、テレビ朝日の河野明子アナウンサー(30)と結婚した。この日東京都内で婚姻届を提出した井端はその後、名古屋市内の名古屋第2赤十字病院を慰問。新妻の魅力について「全部です」と幸せいっぱいの表情を見せた。河野アナが寿退社する来春以降は名古屋市内で新婚生活をスタートさせる見通しも明かした。挙式、披露宴は来オフの予定。

 井端は病院の慰問を終えた後、約20人の報道陣を前で結婚について「うれしいです。ほっとした」と語った。病院内の患者や、ファンからも「結婚おめでとう!」の声が飛ぶ中、終始照れっぱなしだった。

 井端によれば出会いは04年の沖縄キャンプ。大のドラゴンズファンだった河野アナと取材で知り合った。その後、知人の紹介もあって意気投合したという。本格的に交際に発展したのは今年8月ごろ。今季、右ひざ靱帯(じんたい)損傷など故障が重なった井端を精神的に支えてくれたのが明子さんだったという。シーズン終了後の12月に井端がプロポーズ。河野アナはすぐにOKの返事をくれた。

 プロポーズの言葉を聞かれると「それは勘弁してください」とかわした井端だが、新妻の好きなところを問われると「全部です。料理?

 向こうが言うにはうまいらしい。楽しみにしています」とのろけた。また河野アナが来春、寿退社することについては「そういうことは全部任せてある。僕が(辞めてくれと)言ったわけではない」と説明。来春からは名古屋市内で新婚生活をスタートさせる予定だ。また子供については「現役も長くないので子供に(プレーを)見せられたらいい。これから頑張ります」と積極的な“子づくり宣言”も飛び出した。

 今季は故障もあって106試合、打率2割7分7厘と不本意な成績。来季からは5年契約を結び、二塁コンバートにも挑戦するが、井端にとって生涯の伴侶が何よりの発奮材料になる。【鈴木忠平】

 [2008年12月23日12時1分

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