4番でも打てる。ロッテ井口資仁内野手(34)が17日、石垣市中央運動公園野球場で行われた紅白戦で今キャンプ初の4番に座り、右翼越え2号3ランを放った。これまで公式戦は4番以外の打順で本塁打をマークしており、非公式とはいえ“全打順アーチ”を達成した。井口は「公式戦で4番を打ったことないからね。打順は関係ないけど、打てたのは大きい」と満足げに話した。

 メモリアル弾も右打ちだった。2-1で迎えた3回1死一、二塁から、ドラフト1位左腕・木村雄太投手(23=東京ガス)の133キロ外寄り直球を迷わずとらえた。素早い腰の回転で右翼フェンス最上段まで軽々運んだ。推定飛距離は125メートルに達した。「調整は順調にきています。例年より早く仕上がっているので、まず1回ベストにもっていって、それを継続していきたい」と手応えをつかんでいる。

 自分の形で5年ぶりの日本球界に挑む。03年に、手元に引きつけてから反対方向に打つという技術をつかんでからは、大きなスランプに陥ったことはない。好不調の波を小さくすることが毎年のテーマだ。そのためにも早い段階で体と感覚をベストな状態にもっていき、シーズンを乗り切るのが、井口のやり方だ。

 「このまま順調にいけばいいスタートが切れると思う」と頼もしく話した。通算150本塁打まであと1本。この勢いなら、節目の1発を開幕戦で4番として決めるのも夢ではなさそうだ。【鳥谷越直子】

 [2009年2月18日9時25分

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